SEOの取り組み:ページごとに対象キーワードを決めるときのポイント|アンバープロダクト

SEOの取り組み:ページごとに対象キーワードを決めるときのポイント

SEOとはGoogleやYahooで検索が行われたとき、その結果一覧で上位表示されるよう最適化する取り組みや手法の事を言います。

SEOはホームページ集客のとても重要な取り組みです。

今回はそんなSEO施策において、当社で着手開始時に行う各ページに対しての対象キーワード設定について簡単にご紹介させていただきます。

SEOでページごとに対象キーワードを設定する必要性

SEOは集客を増やす施策では無い

SEO(search engine optimization)とは検索エンジン最適化という意味になります。

内容はGoogleやYahooなどの検索エンジンにおいて、特定のキーワードで検索が行われたとき、対象ページが上位表示される取組や手法の事を指しています。

つまり、特定のキーワード「焼肉あいう店 地図」で検索すると、対象ページの「焼肉あいうの地図が掲載されたアクセスページ」を上位表示させるため、対象ページを特定キーワードに最適化する取組です。

この時のポイントは、仮にSEOが上手くいき、特定のキーワードで上位表示されたとしても、訪問数が必ずしも増加するとは限らない点にあります。

なぜなら、上位表示されているキーワードは「検索回数が少ない」「検索ニーズと合わないページなのでクリック率が低い」などの場合、訪問数は増加しない結果もあるからです。

そうならないように、しっかりと調査し事前に準備することが重要になってきます。

SEOでキーワードごとに表示されるページが異なる形を目指す

当社では、SEO施策はサイト全体に対して行うものではなく、ページ単位で設定・施策すべきと考えています。その理由についてまずはご説明させていただきます。

たとえば、休日に友人たちと飲みに行く場所を予約するためネット検索で探すとします。

検索キーワードは「〇〇区 居酒屋」や「〇〇駅 居酒屋」焼き肉が食べたければ「〇〇区 焼肉」や「〇〇駅 焼肉」など、“エリアや駅名“と“種別“の掛け合わせで検索するケースが多いと思います。

そして表示される一覧の上位には、ぐるなび・食べログ・ホットペッパーグルメなどのページが並んでいると思いますが、クリックするとどのサイトもトップページではなく「〇〇エリアの居酒屋一覧」や「〇〇エリアの焼肉のお店一覧」が表示されていると思います。

つまり、エリアごと・種別ごとに異なるページが表示されている状態です。

逆に、ぐるなびや食べログのトップページがそこで表示されてしまったとしたら、サイト内でエリアや種別の絞り込み検索をしなければならないため、ユーザーにとってはストレスになります。

検索キーワードに応じた適切なページが表示されることは、検索ユーザーにとっても大きなメリットがあります。

キーワードにマッチしたページ表示で集客力と訴求力の向上を図る

サイト全体に特定のキーワードでSEO施策を行うのではなく、キーワードごとに異なるページを表示させるSEO施策は、上手くいくとトップページ以外でも集客できるため、サイトの訪問数増が期待できます。

また、検索ニーズとマッチしたページの表示はユーザーにとってもメリットがあるため、読んでもらえる確率が上がり、結果として訴求力アップにも繋がります。

検索キーワードごとに各ページで検索上位を獲得することは容易ではありませんが、ユーザーの検索しているキーワードを調査し、選定したキーワードに対して意図的に対象ページを作っていくことが重要だと考えています。

SEOでページごとに対象キーワードを設定するときのポイント

キーワードごとにSEOの難易度は異なる

検索キーワードによってヒットするページ数=競合するページ数は異なります。また、競合するページ数に比例してSEOでの上位表示の難易度も上下します。

たとえば、Googleキーワードプランナーで調べた「ホームページ制作」関連の月間平均検索ボリュームと、実際にGoogle検索したときに表示される、競合となるヒットした推定ページ数は以下の通りです。

検索キーワード月間平均
検索ボリューム
推定ヒット
ページ数
ホームページ制作12,100約98,300,000件
ホームページ制作 大阪9,900約14,400,000件
ホームページ制作 大阪 格安90約 2,180,000 件

月間検索ボリュームの多いキーワードはヒットするページ数も多くなっています。

検索キーワードの単語数が多くなるほど、月間検索ボリュームは少なくなり、ヒットするページ数も少なくなる傾向があると思われます。

ページの評価はディレクトリ構造(URL構造)でかわる

上記でご説明した「〇〇区 居酒屋」「〇〇駅 焼肉」の検索で、たとえば「〇〇区 居酒屋 ぐるなび」「〇〇駅 焼肉 食べログ」とサービス名を追加して検索した場合、1ページ目の上位には各サイトのエリアにある種別のお店一覧ページが表示されると思います。

その検索一覧を2ページ目3ページ目4ページ目と後ろに進めていくと、一覧ではなく詳細ページが表示されることがあります。

つまり、一覧と詳細はともにインデックスされていますが、詳細ページの上位階層である一覧ページが検索上位に表示されていることが分かります。

このことから、検索順位の評価は単にページの内容だけで決められているのではなく、サイト内での親子関係や一覧・詳細の関係といった、ディレクトリ構造も検索順位に関係している可能性があると考えられます。

当社では、ページ評価が同じだった場合、上位階層や親ページの評価の方が高くなると考えています。

なお、当社のSEOで重要視しているうちの1つがこのディレクト構造の設計となります。

難易度の高いキーワードを親ページ、難易度の低い複合キーワードを子ページに設定する

これまでの説明をまとめると以下の通りとなります。

検索キーワード

単語数が少ないほど月間検索ボリュームは多く、ヒットするページ数も多いためSEOの難易度が高くなる。
検索の単語数が増えると、増えた数に比例して月間検索ボリュームは少なくなる。

対象ページ

検索キーワードの内容によって最適なページを表示させることが望ましい。
当社の見解ですがサイトの構造の上位階層や親ページの評価は下層ページも加味されている。

上記2点から、当社ではページごとに対象キーワードを選定しています。設定するときの表は以下のような形で作成しています。

具体的な内容や選定方法、取り組み概要はフルオーダーの制作時にご提案しておりますので、ご興味がございましたら是非制作のご相談をお願いいたします。

SEOの対象キーワードを決めるときのポイント

検索キーワードごとにユーザーがお問い合わせする可能性は違う

たとえば「ホームページ制作」関連のキーワード「ホームページ制作 〇〇」。
〇〇には様々な語句が入りますが、〇〇の内容によって検索の目的はことなり、お問い合わせされる可能性があるかどうかも変わってきます。

過去に検索されているキーワードとその目的、お問い合わせ可能性について簡単にまとめさせていただきました。

検索キーワード目的問合せ確度
ホームページ制作 大阪※大阪が他エリア名のケースあり大阪でホームページを制作してくれる会社を探す
ホームページ制作 大阪 格安※大阪が他エリア名のケースあり大阪で格安でホームページを制作してくれる会社探す
ホームページ制作 大阪 おすすめ※大阪が他エリア名のケースあり大阪の良さそうなホームページ制作会社を下調べ
ホームページ制作 相場 まずは費用の相場をしってから本格的に検討・検索したい
ホームページ制作 流れまずは流れをしってから本格的に検討・検索したい
ホームページ制作 無料ホームページを無料で作る方法を知りたいなし
ホームページ制作 営業ホームページ制作会社の営業方法をしりたいなし
ホームページ制作 ソフトホームページが作れるソフトを知りたいなし
※問合せ確度は、希望条件にあったサービス提供が可能な場合のお問い合わせの可能性となります

当たり前ですが、目的に応じて検索キーワードを変えています。また、検索キーワード入力時点ですでに「お問い合わせを行う」のか、「まずは情報集めるだけ」なのか、訪問後の行動も決まっていると考えています。

対象はお問い合わせに繋がるキーワードと将来繋がるキーワード

検索キーワードによってお問い合わせの可能性が変わってくるからこそ、キーワード毎に表示するページを変化させ、情報収集段階では分かりやすい情報を提供し、検討段階ではサービスの魅力を提示し、比較検討段階では強みやメリットを訴求すべきと考えています。

ページごとにキーワード設定するポイントですが、当社では以下の考え方のもとキーワード設定をおこなっています。

お問い合わせに繋がりやすいキーワードは、サイト内で固定されているサービスやコンセプトページなどに設定する。また、難易度の高いキーワードも同様に固定ページや上位階層や親サイトに設定する。

お問い合わせに繋がりやすいが細かくなってしまいがちな「サービス名×エリア×種別 ×価格」など、3つ4つと単語を組み合わせ具体性をもたせた複合型の検索キーワードは、事例紹介やお客様の声など追加更新を行うページに設定する。

情報収段階ですぐにお問い合わせには繋がらない「相場」「価格」「メリット・デメリット」「方法」「注意点」などが入ったキーワードは、ブログやコラムなどお役立ち情報を発信するコンテンツに設定する。

上記のような基準に従い、各ページにキーワードを設定しています。

まとめ

以上がページごとに対象キーワードを決めるときのポイントでした。

キーワード単位でユーザーの検索意図・目的を理解し、対象ページごとに検索に対する答えを用意しSEOで最適化することが重要だと考えています。

なお、この記事の対象キーワードは下記のとおりです。
対象キーワード「SEO」「キーワード」
対象サブキーワード「設定」「調査」「選定」

「SEO キーワード選定」や「SEO キーワード調査」などで訪問していただけることを期待していますが、このページは「SEOとは?」という記事の補足として書いた記事となります。